荷受け代行バイトにご注意　個人情報詐欺

オレオレ詐欺に始まり、弱みにつけ込んだり、うまい儲け話などさまざまな手口の詐欺が横行する現在。
知らないことは、騙される可能性が増えることに繋がる。
今度の詐欺の手口は個人情報をいかに手に入れるかというもの。

詐欺の手口

9月のことになるが、「自宅にいながら、荷物を転送するだけ」というバイトの募集に、軽い気持ちで始めた人が詐欺にあったというニュースがあった。
どんなバイトかというと、自宅にいてもできる簡単なもの。

まず自宅に荷物が届く。
それをコンビニなどから指定の所に転送する。
口座にバイト代￥3,000也が振り込まれる
この繰り返し。

簡単な作業で効率のよいバイト。
すぐにバイト代が振り込まれることから、安心してしまう。

これが露呈したのは、こんな簡単なことで高額なバイト料がもらえることに疑問をもったこと。
すぐにやめたいという連絡をしたが、既にその電話番号は使われていなかったということらしい。

この手の詐欺にあった人は9月で130件ほどの相談がきているという。
気づかずまだ続けている人もいるかもしれない。

発端はネットで探した在宅バイトのようだ。
申し込みも簡単で、全てLINEのみの連絡

申込に住所・氏名・電話番号・銀行口座・写真つき証明書などが必要ということで、これらの情報をメールで送る。




 

1週間ほどで自宅に荷物が届き、それをコンビニなどから転送する。
すると指定した口座にバイト代が振り込まれるというもの。

このとき、個人情報を雇い主？に教えるわけだが、ここで不審におもわなかったのが、メールの内容だという。


 

この文面で逆にちゃんとしている会社なんだと思ってしまったらしい。

 

悪用される個人情報

これらの個人情報がどんなところで悪用されるのだろう？


 

蓋をあければ、送った個人情報は、勝手に格安スマートフォンの契約に使われていたということ。


 

警察は個人情報を漏らした自己責任を盾に取り合ってくれないらしい。
確かにそこまで警察が関与できる範囲ではない。
もちろん一番悪いのは詐欺師だが、これは個人情報を安易に渡してしまった本人の責任になるのはいたしかたないのだが・・・

被害者はすぐに携帯端末の解約を要請したようだが、解約料が1社から約20万、合計5社で100万円ほどの請求がきたということだ。
本人は契約していないといっても、提出した個人情報は偽造とかではなく紛れもなく被害者のものなので、携帯会社としては、契約者=被害者本人。
解約なら違約金を払ってくださいとなる。
被害にあった方たちは途方に暮れるばかりだ。

他にもこの個人情報があればできることは、クレジットカードの契約などがある。
携帯会社もクレジット会社も大手のしっかりしたところでは本人確認や、実際に本人が出向かないと契約できないところもあるが、今はネットで簡単に手続きができる。
写真入りの証明書などがあれば簡単に契約してくれる。

 


 

詐欺にあわないために

なんといっても個人情報の扱いには最新の注意を払うということだ。
上記のようなことが簡単にできることを知っていれば、よほど信用できるところや人物でなければ個人情報の提供や提示はしないだろう。
詐欺師は本人の認識が甘いところや、知らないであろうところを狙って騙しにかかる。

ほかにも、確認をしないで信用するというのがある。
オレオレ詐欺しかり、うまい儲け話しかり、電話だけのやりとりで騙されることがかなり多い。
息子だと思い込む。
息子の上司だと思い込む、
弁護士だの会社関係者だと思い込む・・
など相手の言われるがままに思い込んだり、

相手の話し方だけで信用したり、優しそうとか信用できそうとか感覚的なところで判断したり、
後は職業や地位などで判断してしまうというのも多い。
今はネットでかなり便利にさまざまなことができるが、そこに落とし穴がある。
まずは、疑ってかかるというのはなんとも淋しい話だが、あなたが「人がいい」といわれるような方なら、よけいターゲットにされる。
疑うというより、信じるために自分で確実と思えるようにとことん調べてから信用しよう。

そして「自分は大丈夫！」と思っている人ほど詐欺にあいやすいという。

あなたは大丈夫？

 


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