12歳の少女が考えたシュロの糸の発明が人を動かす
公開日:
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最終更新日:2022/01/11
ニュース
朝、何気にTVをつけたら、なにやら天才少女のすごい発明のようなものをやっていた
なんだろうと、つい見てしまった。
カエルを助けたシュロの糸とは
ざっくりいえば、田んぼのU字溝が増水して流されていくカエルを助けたい思いから、カエルが自力でU字溝から昇れる発明をしたという話。少女の名前は村田結菜さん。
(※本人の動画では村田結菜さんとなっているが、テレビ朝日の記事では藤原結菜さんになっている、どっちだろう?)
まずは調査・研究からはじまり
「全部で109匹のカエルをつかまえて、縦ジャンプ、横ジャンプ、ひっつき度を調べました。縦ジャンプは、段ボールで内側に目盛りを書いた筒を作り、カエルを中に入れます。するとカエルが筒から出たくてジャンプするので、その高さを読み取りました。横ジャンプは、カエルをぬらして乾いたコンクリートに置いて、ジャンプした後の濡れた後を計りました。ひっつき度というのは、カエルが手足をU字溝にひっつけてよじ登れるかどうかを調べたかったので、これは小さいレンガを用意して、カエルを載せ、徐々に傾けていき、自作した大きな分度器でカエルが落ちる角度を計りました」(結菜さん)。
どうすればカエルがU字溝から脱出できるのか?そこで結菜さんが考えたのが「お助けシュロの糸」というもの。
シュロの繊維を3つに分け水ゴケをシュロに少量のせる。
これはシュロの乾燥を遅らせるための様だ。
それを3つ束ね片方を麻ひもでくくり、三つ編みにする。
カエルのことをかんがえてふんわりと、でもしっかりと編みあげ、麻ひもでしっかり結び端を切り揃える。
それをU字溝に垂らす仕掛けだ。
自然にかえる素材で、季節で枯れてなくなったりしないもの。
自然観察指導員である田原義寛さんからアドバイスをもらって試してみたものらしい。
さっそくテストを行ったところ、吸盤があってもなくてもどのカエルもうまく上り、28回の調査で257匹ものカエルが助かったという。
実験のやり方や仕掛けは、自分で考え取り組んだらしい。
番組でも「思いついたことは全て試す」といっていた。
その発想力や考え方はすばらしい、見習いたいものです。
2015年3月8日、日比谷コンベンションホールで「日本自然保護大賞」の授賞式が行われた。小学6年生、村田結菜さんの「お助け!シュロの糸」の発表では拍手が鳴りやまなかったという。
少女の発明の影響力
シュロ付き側溝・開発プロジェクトカエルを救いたいという思いは地元企業をも動かした。
コンクリート製品メーカー・カワノ工業が、カエルが落ちても自力で助かるシュロを使った側溝を作ることにした。
結菜さんが実験を行った。
夜、雨上がりの路上でカエルを捕まえる。
さまざまな方向や垂らし方を変えたシュロの糸を設置した容器にカエルをはなし、どれが一番上りやすいか調べるのだ。
メーカーは来春の販売を目指している。
広がる「お助け!シュロの糸」
千葉県印西市の「亀成川を愛する会」のメンバーが、結菜さんの「お助け!シュロの糸」を知り実際に作った。
彼女のシュロの糸の作り方のプリントをみながら、作る姿や実際に設置してカエルが上がるのを見守る映像が放映された。
まとめ感想
ついつい見入ってしまった番組で、なんだか朝から元気をもらった。彼女はいろいろな記事でいわれているような天才というのではなく
普通の少女が、考える、試す、実行する・・こんなことを日常的に続けてきた結果だと思います。
私もなにかを作る・試すというのは好きで、
ふと「これってもう少しどうにかならないかな」とか「こんなのがあればいいのに」と思ったときに、
市販品であればそれにこしたことはないのだけれど、万人の為のものはどこか自分の使い勝手とはちがう。
結菜さんのようになにかの為、誰かの為というほどのことではないが、アイデアが浮かぶと試してみる。
作ってみる。
パソコンデスク・キーボードラック・テキストホルダー・安眠枕・スライド式蛍光灯・・・いろいろ作ったものは、どれもそれなりに満足している。
忙しいと、そんな挑戦する気持ちも薄れることもあるけど、いつも考えて試して何かを生み出すというのはすてきなことだと改めて思った。
年齢も経験も関係ない。
結菜さんが言っていた「思いついたら全て試す」という、この行動力が小さいことでも人を動かし国を動かす力になるのだなと感じました
あなたは今なにを考えていますか?思いついたら行動してみましょう(^o^)
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