ぜんそくに悩む人に朗報!仕組み解明のニュース
公開日:
:
最終更新日:2022/01/11
ニュース
今は、成長と共に治った?ようで症状は出ていないけれど、やはり身内に子供の頃吸入器を手離せない者がいました。
傍らでみているのも辛く、生活改善のため、ホコリやダニを防ぐため、高価な掃除機を購入したり、家猫だった愛猫を外に出したりと、
さまざまな面にしわよせもいきました。
同じように苦しむ方が多くいると思います。
そんな中、今朝のニュースで、ぜんそくに対する朗報が出ていました。
毎日新聞に今朝(9月17日)「千葉大の中山教授のチームがぜんそくの発症の仕組みを解明した」とのニュース。
以下はニュースからの引用です
<ぜんそく>発症の仕組み解明 血管にたんぱく質 千葉大
ぜんそくなど重いアレルギー疾患を引き起こすたんぱく質を発見し、発症の仕組みを解明したと、
千葉大の中山俊憲教授(免疫学)のチームが16日の米科学誌サイエンス・イムノロジーに発表した。
このたんぱく質の働きを止める抗体を投与することで根本的な治療が期待できるという。
なぜぜんそくは起きるの?
ぜんそくは気管支などが炎症を起こし、気道がふさがって呼吸困難を引き起こす。アレルギー反応を起こした病原性免疫細胞が血管の外に出て、炎症の原因となる ということは・・・
この病原性免疫細胞が血管の外に出なければ炎症は起こらず、ぜんそくの発作もでないということですね。
免疫細胞が血管の外に出る仕組みとは
中山教授の研究チームは、この免疫細胞が血管の外に出る仕組みに着目したわけです。
その仕組みというのが、アレルギー反応によって血小板から放出される「ミル9分子」というたんぱく質。
このミル9分子が血管内側に付着し、免疫細胞の通り道を作っていることを突き止めた。というのです。
ミル9分子の働きを止める抗体を作ってぜんそくのマウスに投与したところ、免疫細胞が血管の外に出なかったという研究結果。
中山教授は「患者の不安が減る画期的な治療薬の開発につながる」と話している。【渡辺暢】
出典:<ぜんそく>発症の仕組み解明 血管にたんぱく質 千葉大 (毎日新聞) – Yahoo!ニュース
つまりは、このミル9分子の働きを止める抗体による治療法ができれば、ぜんそくに苦しむ患者には根本的な治療になるということですね。
現在のぜんそくの治療法
喘息(ぜんそく)患者の気道には、慢性の炎症が起きていて、症状がないときでも、外部からの刺激(ホコリ、ダニ、たばこ、ストレスなど)が加わると症状が現れてしまいます。症状が起こらないようにするには、慢性の気道の炎症をおさえることが重要です。
この炎症はすぐには治らないため、毎日治療を続けることが必要になります。
基本の治療薬は、強力な抗炎症作用を持つ吸入ステロイド薬で、炎症をおさえる効果が高い薬剤とされています。
重度のぜんそくの治療は、ステロイド注射など対症療法が主流ですが、患者の免疫力が低下する恐れがあり、効果がない例も近年、多く報告されているようです。
という対処療法に頼る現状も、アレルギーのメカニズムが明らかになり根本治療ができれば、ふだんの生活の改善にもつながります。
一日も早く、治療薬が完成することを願うばかりです。
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